ぐるっと筋力アップ教室と金時楽楽体操①:教室のきっかけ
皆さま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は昨年末に山陽新聞の「滴一滴」に掲載していただいた勝央町の体操教室について、詳しく説明をさせていただきたいと思います。長くなるので、数回に分けて説明します。
今、全国ではお住まいの近くで気軽に集まれる場所づくり「住民主体による通いの場」づくりがすすめられています。勝央町で広められているのが「ぐるっと筋力アップ教室」という教室で、現在町内23か所で行われています。そして、ここで行われている体操が「金時楽楽体操」です。
元々は平成18年から行われていた少し体力が落ちた高齢者を対象に勝央町保健福祉センターで行われていた介護予防教室にさかのぼります。この教室で行われていたのが「金時楽楽体操」というタオルを使って行う体操です。この教室は週1回、平成29年度まで行われていました。
平成28年度に参加していた一人の参加者が、体操に通って元気になりました。教室では元気になった人は卒業という形で終了となります。しかし、「元気になったのは体操のおかげ、せっかく毎週していた体操を元気なうちは続けたい」、「せっかくするなら近所の人と集まってしたい」という要望がありました。
ちょうど、勝央町も「住民主体による通いの場」をつくりたいと考えていたため、「金時楽楽体操」を住民だけでも続けられるようにアレンジし、広めることにしました。それが平成29年の4月のことです。
住民の方には3か月の職員の指導期間にしっかりと体操を覚えていただき、その後は住民の皆さんだけで体操を続けていきます。時々役場から職員がおじゃまして、お困りごとがないか確認をしていきます。
その当時は住民だけで体操を続けることができるかとても不安でした。でも、その不安を裏切る形で体操は町内に広まっていきます。それは、次回の投稿に続きます。
写真はその最初に教室を始めたばかりの古吉野地区の体操の様子です。